<妻の浮気調査を依頼した鈴木さん(仮名)のケース>
某ソフトハウスに勤務する鈴木さん(仮名)は、夫婦の不和で1年あまり家庭内別居のような状態を過ごしていた。日頃の態度から妻には不倫相手がいるものと感じていたが、それが誰なのか分からなかった。妻からも次第に、それとなく離婚を迫るような言葉が増えてきたので、鈴木さんもひとつの決意をした。「浮気の証拠をつかみ、金銭的に有利な条件で離婚をする」。そう決めた鈴木さんは、探偵社へ調査を依頼することにした。
鈴木さんは、いきなり探偵に調査依頼をするのではなく、まず情報集めから始めた。探偵に関する本を書店で購入し、インターネットでも探偵選びについて勉強した。ホームページや電話帳を使って探偵社をいくつかピックアップした鈴木さんが、当社にも直接相談に来てくれた。
初めて見る鈴木さんは、離婚目前という状況にも関わらず、意外に明るかったように思えた。冷静に自分の置かれている立場を話し、当社に対しても的確な質問をしてきた。
「キャンセルした場合の料金はいくらになりますか?」
「追加料金はどうなりますか?」
「尾行がばれた時の対処はどうなりますか?」
結局、いくつかの探偵社から見積りをもらった上で、当社に依頼してきた。
あらためて事務所を訪れた鈴木さんは、ワープロ書きされた妻(対象者)の行動予定表や、妻の写真数枚、妻の車やミニバイクの写真も数枚、その他さまざまな資料を持参してくれていた。
この時、まず鈴木さんは1日だけの調査を依頼してきた。
最初の調査では、妻が浮気相手と会うことなく帰宅したので浮気の証拠は取れなかったが、この日の行動を全てまとめた報告書と映像を鈴木さんに提出した。
すると後日、鈴木さんから「週末2日間の調査を2回お願いします」ということで依頼を受けることになり、今度は無事に浮気の証拠を撮影し、その相手を特定することに成功した。
報告書を受け取りにきた鈴木さんの話によると、最初に1日だけ調査を依頼したのは「そちら(当社)がきちんと調査してくれるのかどうか試したかったから」とのこと。‥‥調査終了までずっと、この鈴木さんの手際の良さには当社スタッフも感心させられ放しだった。

はっきりいって、ここまで周到に準備して依頼をする人は、非常に珍しいケースです。探偵に調査を依頼しようとする人の多くは、配偶者の浮気に精神的に参っていたり、落ち込んでいたりして、なかなか冷静に探偵社を吟味する余裕がないからです。
自分なりに情報を集めておいて、知識を身に付けてから依頼に来ようという鈴木さん(仮名)の態度は、非常にすばらしいと言えます。こういう依頼者が来ると、どこの探偵社でも「下手な調査はできないな」と思うことでしょう。
まず1日だけの調査を依頼しておいて、相手の探偵社を試すというのも心憎いほどです。
こういうお客様をたまに見かけたら、調査する側としても嬉しくなります。しっかりした知識と冷静な判断力のある依頼者がどんどん増えていけば、悪徳な探偵社は一掃されると思いますし、探偵業界自体の持たれているマイナスイメージも変わっていくはずです。
そのためにも、これから探偵社に依頼を考えている人には、もっともっと多くの情報を知って「賢い依頼者」になって欲しいと思います。
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